職場でも毎年一度健康診断をやっています。診断内容は検便や検尿、心電図検査、血液検査、レントゲン検査など充実はしています。診断の結果により、数値の異常、病気の有無を確認することができるので有効なものだと言えます。しかし人間ドックはより優れた検査が可能です。
費用はかかるものの、それ相応の検査ができるので、やる意味はあると言えます。例えば、職場の健康診断では胃の状態を見るのにX線レントゲン検査をやっています。バリウムを飲まされ、機器でX線を照射されて検査をします。自分自身としてはX線を浴びることにやや抵抗がありました。
被曝量は少ないとは言え、やはり多少の不安を覚えます。人間ドックでは胃の検査ではX線での検査と胃カメラの選択ができます。胃カメラは内視鏡を口や鼻から入れるため少なからず苦痛を伴いますが、いつも内視鏡の方を選択しています。また内視鏡の場合は直接胃の状態を見るため精度もより高いというメリットがあります。
もし胃の中でポリープなどがあれば組織を取ったり、直接切除することもできます。他にも人間ドックでは健康診断ではやらない検査があります。オプションもあり、男性であれば前立腺の検査といったものや、脳の状態を調べるもの、ガンのマーカーを調べるものなど、より詳しく調べることができます。病気は早期発見をすれば完治する可能性が高まります。
健康診断では病気の発見はできても、すでにかなり進行している場合が多いです。定期的により精密に体の状態を調べ、病気の兆候や早期発見につなげるためにも人間ドックは役立ちます。