人間ドックの受診について尋ねると未経験の方の返事の中に健康診断との違いが判らない、自己負担までして受ける必要があるかよく判らないというものがあります。目的は共に現在の健康状態を確認し病気の早期発見をすることです。健康診断は法律で受診の義務づけがあり検査項目も自治体などで決められています。人間ドックは受診に法的な義務はなく希望する人の判断に任せられます。

任意受診なので健康保険の対象から外れる場合もあり費用負担も多くなります。一般健康診断よりも専門的な検査項目が多くそれだけ総合的な診断を受けることになり病気の早期発見にもつながります。健康診断は検査項目が決められているのに対し人間ドックは色々な組み合わせの中から検査項目を選ぶことが出来ます。医療機関によっては目的別に検査項目を組み合わせたコースも用意されています。

健康診断と一部重複する項目もありますがより詳細に分析する検査や特定の病気発見に特化した検査も用意されています。理想的には健康診断を定期的に受診しその結果前回との変化や異状が見つからない場合でも医師などの指導を受け専門的な検査を取り入れていくことをお勧めします。健康診断と比べると検査にかかる時間や費用も多く必要となります。それでも人間ドックが必要とされているのはいつまでも健康を維持し暮らすには病気の早期発見、早期治療は不可欠だからです。

一度人間ドックを受診し自分自身の健康について確認できる安心感を経験してはいかがでしょうか。

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