高血圧のなかには、病院でしか起こらない症状もあります。白衣高血圧という症状です。生活習慣や遺伝でも原因がないにもかかわらず、高血圧の数値が出てしまうことです。血圧は心臓の動脈の血圧です。

病院に行って医師の前に座るとドキドキして、それが反映されて高血圧と診断されてしまうことがあります。病院の医師が着ている白衣には清潔感がありますが、そのほかのイメージとして、潔癖すぎて相手に緊張を与えてしまうこともあります。そのため、病院に行くのが苦手だったり、医師と話すのが苦手だったりすると、白衣高血圧になってしまう可能性があります。病院以外では普通の血圧という人もいますが、白衣高血圧の人は大抵普段から血圧が高い傾向にあります。

そして、いつもと違う環境になってドキドキしてそれが血圧を高めてしまうということです。単に気持ちの問題ということもあるので、緊張や不安を取り除けば症状が改善していく可能性もあります。白衣高血圧は誰にでも起こりうる症状です。特にストレスに弱い人は数値に反映されやすいので、自分なりのリラックス方法を考えておきましょう。

本を読んだり、音楽を聴くなど、ほかの患者さんの迷惑にならないことならばなんでも良いです。医師は数値だけみて症状を診断することはありません。その場で測った血圧だけではなく、生活習慣や自宅で測った血圧なども参考にするので、誤診されてしまうのではないかと余計な心配をしないようにしましょう。

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